福祉のひろば

新着情報

2022年5月7日
福祉のひろば5月号が発行されました。

特集
子どもの尊厳を保障するということ
毎年「子ども」にかかわる特集にとりくんでいる五月号。今年は、「子どもの尊厳を保障するということ」をテーマに、特集1として、児童養護施設二葉学園の卒園児・在園児・職員さんのお話を、特集2として、「こどもを核としたまちづくり」で全国から注目をあつめている兵庫県明石市の泉市長のお話を紹介します。
                                                       福祉のひろば担当者
2022年4月18日
福祉のひろば4月号が発行されました。

特集
福祉の世界へようこそ!
福祉のしごとは、人々のいのちと暮らしを守り、人と関わるなかでさまざまなことを学び、自身も大きく成長できる、とても魅力的なしごとです。しかしいっぽうで、社会福祉にかかわる仕事の賃金は全産業平均から月一〇万円も低く、当研究所と福祉保育労が合同でおこなった「コロナ禍で福祉にはたらくひとの声アンケート」でも、「仕事の重要性や社会的責任の割には評価が低いと改めて感じた」人が五七%に達しています。

あらたに福祉のしごとに入職される方々にも、低賃金や専門性を発揮できない環境を「自分が福祉の仕事を選んだのだから仕方がない」とあきらめるのではなく、専門性の面でも、職業としての位置づけの面でも、誇りをもって改善を訴えていく、社会を変えていく一員になっていただけたらいいなと思います。
                                                       福祉のひろば担当者
2022年2月15日
福祉のひろば2月号が発行されました。

特集
在日外国人と福祉──排外主義に対抗しつづける
昨年三月、スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(33歳)が、名古屋市にある入管施設で収容中に亡くなるという事件が起きました。

一月中旬頃から体調不良を訴え、嘔吐や衰弱などの症状があったにも関わらず、適切な医療を受けられないまま亡くなってしまいました。 現在も十分な真相究明はなされず、遺族側は裁判の準備を進めています。 同居していた男性からDVを受けており、収容当初は帰国を希望したものの、その男性から「帰国したら罰を与える」などと書かれた手紙が届き、"帰国"という選択も困難だったことがわかっています。 日本で働き、生活する外国人が増加するなかで、外国人への差別、人権問題がきわめて深刻になっています。
                                                       福祉のひろば担当者
2021年12月13日
福祉のひろば12月号が発行されました。

特集
チームのかなめ! 主任・フロア長の思い
今号の特集は、現場をまとめ、現場と運営・管理職とのパイプ役を担う、主任・フロア長さんたちの座談会です。

座談会では、主任・フロア長を担うなかでの悩みや葛藤、大切にされていること、やりがいなどについて交流しました。 分野を超えた共通の課題や悩み、やりがいを共有しながら、主任・フロア長の経験年数によっても仕事の見え方ややりがいが変化していくことも見えてきました。
福祉の仕事が好きで、子ども、障害のある人、高齢者の笑顔を守りたい、やりがいとゆとりをもって楽しく働きたいという思いは、新人職員も中堅職員もベテラン職員も、管理職も同じです。 それぞれの立場の思いを知り、共感し、共有しあいながら、対象者も自分もともに働くなかまも、守りたいものが守れる福祉の仕事のあり方を考え、行動していきたいと思いました。
                                                       福祉のひろば担当者
2021年11月17日
福祉のひろば11月号が発行されました。

特集
コロナパンデミックが浮き彫りにした社会と福祉――どう変えていくか
八月二八日(土)~二九日(日)にかけて、第二六回社会福祉研究交流集会in京都と、総合社会福祉研究所第三〇回定期総会を開催しました。
今夏開催した第二六回目のテーマは、「コロナパンデミックが浮き彫りにした社会と福祉──どう変えていくか」です。今号の特集は今集会の概要ですが、記念講演、シンポジウム、四つの分科会、入門講座について、集会に参加された大阪福祉事業財団の職員さんがレポートしてくださいました。みなさん、概要とともに、二日間の研究と日々の現場の実態・実践をつなぎあわせ、これから私たちはなにをすべきか、なにができるかを指摘されています。
                                                       福祉のひろば担当者
2021年8月12日
福祉のひろば8月号が発行されました。

特集
平和をめざし、守るためにできること
インターネットが普及したいま、いままさに戦争が起きている国、武力攻撃や弾圧、デモが起きている国のようすを、手元のスマホでリアルタイムに見ることができ、 武力攻撃する人や国を批判し、抑圧され・攻撃されている人々に応援のメッセージをとどけることができます。 武力以外の解決方法や平和の大切さを伝え、共感し、つながりあうことができます。

戦争体験者のリアルな話を聞くこと、現地で被爆遺構に触れること、民主化を勝ち取るために命をかけてたたかっている人たちの思いを知ることのきっかけをつくりつづけ、発信しつづけることが、私たちができること・すべきことなのだろうと思います。
                                                       福祉のひろば担当者
2021年2月10日
福祉のひろば2月号が発行されました。

特集
支え・支えられながら ともに生きる
―現場から発信する"地域共生社会"活問題に向き合いつづける“公”と“民”
今号の特集では、私たちが求め、大切にしている"地域共生社会"とはなにか、それぞれの現場から発信していただきました。立いに支え合いながらともに生きていく地域や社会をつくっていくことは、私たちが求めてきことでもあり、とても大切なことです。しかしそれは、国や行政の責任・役割もふくめて、地域の人たちのいのちとくらしを守り、こんなふうに生きたいという願いをお互いに受け止め、 一緒にそれができる地域をつくっていくことです。もちろん、だれもがいきいきとゆたかに過ごせる地域社会が実現し、結果として、たとえば元気な高齢者が増え、医療や介護費用が抑えられることを否定するものではありません。 しかし、決して、公的責任・公的負担の軽減や社会保障給付の抑制が、地域共生の目的ではありません。地域共生は上から強制されるものではなく、住民、当事者、地域の福祉事業体がお互いに必要とし、必要とされるなかで、行政もふくめて、 一緒にその地域なりの共生のあり方を模索していくことではないでしょうか。「国が言う"地域共生社会"と私たちが求める"地域共生社会"はここがちがうんだ。ここが問題なんだ」ということを言葉にし、現場から発信していく必要性を、あらためて感じます。
                                                       福祉のひろば担当者


"地域共生社会”という言葉は2016年に安倍内閣が「ニッポン一億総活躍プラン」において掲げたスローガンです。それが、現在政府が目指す「全世代型社会保障」に繋がっています。これらの目的は、公的責任の後退(=互助への転嫁)・社会保障費の抑制にあると言えます。今月号の特集では、私たちが求め、大切にしている”地域共生社会”とは何か、国が言う”地域共生社会”との違い、そこにある問題について、現場での実践をヒントに、分かりやすく解説されています。”地域共生社会”の正しい在り方を通して、私たちが求める社会保障制度についても考えてみませんか? 
                                                      三島の郷担当   園田
   
2021年1月10日
福祉のひろば1月号が発行されました。

特集
生活問題に向き合いつづける“公”と“民”
二〇二一年のはじまりとなる今号では、コロナ禍をふり返りながら、あらためて公的な役割、公務労働の役割とはなにかを、考えてみました。座談会では、おなじ“公”ではあっても、市町村自治体の現場からは、国や都道府県の首長が見ている方向と現場の実態のあいだにはさまれながら、あくまでも「当事者」として市民の生活実態に向き合う実践が語られました。大阪府職員労働組合では、保健師・保健所職員の増員を求めるオンライン署名をはじめとする、公務労働の本来の役割とあり方をとりもどすアクションにもとりくんでいます。公─民という二項対立ではなく、ともに市民や地域に向き合い、「人」を大切にできる社会をつくっていくために、自治体や公的な役割をはげまし、再構築していくことも求められています。コロナ禍で、「人」を大切にしない国や政治の姿勢が明るみになり、そのことに疑問をもちはじめている市民は増えています。「人」を大切にしない政治や社会のあり方には、どこまでも「人」を大切にする実践で対抗していくしかないと、あらためて感じています。いきいきと、すてきでゆたかな実践を交流できる誌面を、二〇二一年もつくっていきたいと思います。
                                                       福祉のひろば担当者
2020年12月10日
福祉のひろば12月号が発行されました。

特集
国民感情"はどこから来るのか──生活保護裁判・名古屋地裁判決から考える
厚生労働省が2013年から実施した生活保護費の大幅な引き下げの撤回を求めて、全国で1000人を超える生活保護利用者が国などを訴えている集団訴訟で、 全国の先駆けとなる判決公判が、6月25日に名古屋地裁でありました。
名古屋地裁の判決は、生活保護基準の引き下げは与党である自民党の公約であり、選挙で自民党が与党となっているということは、 つまり生活保護基準の引き下げは"国民感情"にもとづくものであり、違法性はないと判断をくだしています。
「与党が言っているのだから正しい」というのは、憲法と法律に則って判断する裁判所の役割を、放棄していると言わざるを得ません。
                                                       福祉のひろば担当者
2020年10月12日
福祉のひろば10月号が発行されました。

特集
維新政治は社会福祉になにをもたらしたのか
いまの社会での行政の役割は、公園などの公共空間の整備もそうですが、市場主義や競争原理で対応すべきでない福祉や医療、教育などについて、 市場原理とは離れて平等に保障し、できるだけ資本主義の穴をフォローしていくことが、行政の役割です。
維新の会は、安倍晋三元首相や菅官房長官と"なかよし"だと言われていますが、なんの躊躇もなく行政に市場原理をもちこむ点で、アベ政治と維新政治には共通性があるように見えます。そうした意味では、「都構想」住民投票の結果は、大阪市民だけでなく、日本全体に大きな影響を与える可能性があります。
                                                       福祉のひろば担当者
2020年8月11日
福祉のひろば8月号が発行されました。

特集
戦時下とコロナ禍はなぜ似ているのか
――メディアのあり方から考える
なんのために国家や自治体はあるのか、公の役割とはなにか、私たちはこれからどんな社会をめざすのか。社会のさまざまなひずみが顕在化しているいまだからこそ、いまの社会のあり方を問いかけ、その方向性を大きく変えられる可能性も、大いに秘めていると思います。
そこで最大のポイントとも言えるのが、インターネットやSNSなどのメディアを、私たちがどこまで活用できるかではないでしょうか。
                                                       福祉のひろば担当者
2020年5月23日
福祉のひろば6月号が発行されました。

特集

新型コロナウイルス
くらしを支える福祉・医療現場への影響

新型コロナウイルス感染拡大がいっそう深刻かつ長期的な問題となるなか、今号では緊急特集として、社会福祉施設の現状や今後の課題について、現場の声を発信し考える企画としました。
医療関係者への優先的な補償、配慮、感謝はもちろん大切ですが、同じように感染リスクを抱えつつも休止できない社会福祉施設とそこで働く職員への補償や評価に、 あまりにも目が向けられていないと感じます。
きびしい状況にありながら、欧米のような社会福祉施設内での大規模な感染拡大や死者の増大を食い止められているのは、ひとえに現場職員の専門性の高さによるものではないかと思います。
日ごろからの衛生管理、感染症予防、利用者さんの体調管理、信頼関係......そうしたことの積み重ねが、いまあらわれていると感じます。
これまでにつねに訴えてきたことですが、社会福祉の大切さと公共性、専門性の高さについて、あらためて行政や国にはしっかりと問うていかなければいけません。
『福祉のひろば』が、日々現場でふんばっている職員をはげまし、有益な情報を提供し、その専門性の高さと必要性を社会に発信し、 あるべき社会保障・社会福祉のすがたを模索していける媒体にならなければならないと、あらためて感じています。
たいへんな状況のなか、会員や読者、さまざまな現場のみなさまには原稿の執筆や電話取材等にこころよくご対応いただき、あらためて感謝申し上げます。
(編集主任)
2020年4月25日
福祉のひろば5月号が発行されました。

特集

だれのための保育・教育?!
"10の姿"と道徳の教科化を考える

今号の座談会は、もともと三月二一日に公開学習会として開催する予定でした。
好評で参加申込みも多数いただいていましたが、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、報告者のみの座談会とさせていただきました。
大前提として、人には自由に生きる権利があります。自分が生きたい生をまっとうする権利があります。 しかし同時に、人は一人では生きていけません。 一人ひとりの自由に生きる権利を尊重しつつ、同時に助け合い、支えあい、よりしあわせで楽しい人生を送るために、社会があるのだと思います。
「自由」と「共存」、この二つを最大限達成するために、自分と異なる意見や思いをもつ他人の存在を認め合い、譲り合ったり、助け合ったり、 ときにはガマンすることも必要になってきます。
そのときに、いっていのルールやいわゆる"道徳心"のようなものが必要とされるのだと思いますが、それは一人ひとりの権利を守り、最大限自由を尊重するために、 人とともに生きていくなかで自分自身で気づき、つちかっていくものです。
そうしたことを生活のなかで体感し、なかまとともに学んでいく場が保育や教育の場だと思いますが、とくに日本の教育においては、 そもそも一人ひとりが自由に考え、その思いが尊重されて生きる権利があるという前提がないがしろにされ、道徳心をもつこと自体が目的になっているように思えてなりません。
(編集主任)
2020年4月8日
福祉のひろば4月号が発行されました。
特集
やっぱり福祉が好きだから
たいへんでも、やりがいをもって、楽しくはたらきたい!
 「福祉の仕事に就きたい」と決めて進学する学生がいる中、将来どんな仕事をしたいか、自分がなにに向いているのか、大学進学時にはまだはっきりと決められない学生がたくさんいると思います。そうした学生が、大学で福祉を学ぶなかで「福祉っておもしろい」と感じたり、人が社会のなかで生きていくうえで社会福祉は切り離せないものだということを、実感するのだと思います。
                                    福祉のひろば担当
2020年3月13日
福祉のひろば3月号が発行されました。
特集
地域福祉の最前線!
民生委員活動で住民をつなぐ
 民生委員は、地域の高齢者や障害者、ひとり親世帯などの見守りや、生活上の困りごとの相談に応じる、無報酬のボランティアです。高齢化や孤立化が進むなかで、民生委員の役割や求められるものが、どんどん大きくなっています。
 民生委員の質や専門性は、地域の地域福祉のレベルと連動しています。近年、「住みたいまちランキング」などが注目を浴びていますが、住みよいまちを選択するのではなく、いま住んでいるまちを住みやすくするという視点で、主体的に地域にかかわっていくことが大切なのだと思います。
                                              福祉のひろば担当
2020年2月5日
福祉のひろば1月号が発行されました。
特集
■地域からみた2020年
――地域づくりはつながりの積み重ね
 いま、日本全国で「子ども食堂」が急速に増えています。 2016年には316か所だったのが、2019年6月時点では3700か所と、3年間で10倍以上に増えています。
 近所付き合いがない、地域の人間関係が希薄化していると言われて久しいですが、 そうしたなかでこれだけ急速に子ども食堂が広がっていることは、子ども食堂がこれからの「地域」のあり方を考えていくうえで、 大きなカギになるということだと思います。
                                    福祉のひろば担当
2018年5月20日
福祉のひろば6月号が発行されました。
今月の見どころ
■高齢期の豊かさ -健康で文化的な最低限度の生活保障とはー
 高齢期における健康と文化的な生活、最低限度の生活を日ごろから高齢者福祉にかかわっている 方々や高齢者や家族を見守れている方々の思いや願い、現場からの問題提起が書かれています。
■現代の貧困を訪ねて
 大阪市釜ヶ崎にスポットを当て、貧困をテーマに実際に釜ヶ崎に住んでいる方や、釜ヶ崎でボラ ンティア活動を行なう方、野宿者ネットワークの夜回りに参加されている方々の考え方や意見な ど、心の動きや外部者への反感など、本心が書かれています。釜ヶ崎をとりまく現状は日本の貧 困の縮図です。ぜひ福祉のひろば6月号72~73ページを読んでみて下さい。
                                    福祉のひろば担当
                                   福祉のひろばのホームページへ
 
2018年4月20日
福祉のひろば5月号が発行されました。

2018年3月20日
福祉のひろば4月号が発行されました。

2018年2月20日
福祉のひろば3月号が発行されました。

2018年1月20日
福祉のひろば2月号が発行されました。
2017年12月20日
福祉のひろば1月号が発行されました。
 
2017年11月20日
福祉のひろば12月号が発行されました。
見どころ 「特集 若ものに伝えたい 働きがい・やりがい・楽しさ」
12月号の特集は、中堅職員さん(勤続10~15年目前後)3人へのインタビューと、ベテラン職員さん(20年目前後)5人による座談会の二本立てです。どちらの企画も福祉職の「働きがい・やりがい・楽しさ」について、若手職員時代の失敗・悩み・挫折などを通して得た経験を元にセキララに語って頂いています。現若手職員さんへは、普段なかなか聞けない先輩からの貴重な経験談として、また元若手職員さんへは、若手当時を振り返る貴重な機会として、とても興味深い内容だと思います。是非ご一読あれ!             【三島の郷 福祉のひろば担当より】